新潟県内のスタートアップと地域企業が繋がる場、InnoLaboNIIGATA(以下、InnoLabo)の月例イベントが、新たな展開と共に開催されました。今回は第四北越銀行との共同企画により、経営者クラブのメンバーも積極的に参加し、オープンイノベーションの舞台が一層賑やかになりました。
定例会の魅力
InnoLaboNIIGATAは、新潟県内でスタートアップと地域企業が協力し、オープンイノベーションを進めるプラットフォームです。その中で最も注目されるのが、月に一回開催される「定例会」です。このイベントでは、スタートアップが地域企業の抱える課題に対する提案型ピッチを行い、新たなビジネスの可能性が芽生える場となっています。
第四北越銀行とのコラボ
今回の定例会では、第四北越銀行とのコラボレーションが特筆すべきポイントとなりました。第四北越銀行が運営する経営者クラブのメンバーが参加し、異なる業界や経営視点からの意見が交わされました。これにより、地域経済への新たなインパクトが期待されます。
登壇した企業一覧
1. コクー株式会社
「人財」×「デジタル」で社会のDX化を支援する企業です。また、女性に特化したDX支援も行っています。
2. メリービズ株式会社
バーチャル経理アシスタントや経理DXコンサルティングなど、経理業務の効率化を提供する企業です。
3. 株式会社ガゾウ
画像処理技術を応用した検査装置やソフトウェアの開発・販売を行うメーカーです。
4. ジオフラ株式会社
共通ポイントサービス「Ponta」と連動し、1億人超の会員データを活用した地域に特化したマーケティング支援を行う企業です。
5. taneCREATIVE 株式会社
佐渡島に本社を置き、リモートでWeb制作・保守・運用を行う技術力に自信のあるWeb制作会社です。
6. 株式会社シムトップス
個別受注生産向け生産スケジューラや工程管理システムなど、生産管理関連ソフトウェアの開発・販売を行う企業です。
注目のピッチ
1. 株式会社ガゾウ:動画による事業紹介
- ガゾウは、わかりやすい事業紹介として動画を活用していました。視覚的な要素を加えることで、事業内容が伝わりやすくなりました。
2. 株式会社シムトップス:ペーパーレス化の推進
- シムトップスは製造業において、末端の現場にある紙の報告書などの情報を効果的に吸い上げ、分析や活用を促進。現場に蓄積されているデータを最大限に活かす取り組みが評価されました。
3. メリービズ株式会社:プレゼンスキルの光る経理DX
- メリービズは、非常に引き込まれるプレゼンテーションにより、経理のDXにおける強い意欲をアピールしていました。また、その業務改善を進める姿勢が共感を呼び起こしました。
まとめ
InnoLaboNIIGATAの定例会は、新潟県内のビジネスコミュニティにおいて、革新的なアイデアやビジネスモデルが生まれる場として確立されつつあります。今回の第四北越銀行とのコラボレーションにより、地域の経済生態系に新たな風が吹き込むことが期待されます。各社のプレゼンテーションからは、地域企業とスタートアップが協力し合い、革新的なプロジェクトを進める姿勢がうかがえました。次回の定例会もますます注目です。